理化学研究所 脳神経科学研究センター(RIKEN CBS)
エディトリアル、コンテンツ制作、空間演出
理化学研究所 脳神経科学研究センター(RIKEN CBS)に常設されている、脳の不思議と脳科学の今と未来を伝える常設展示室「Brain Box」。2020年4月にリニューアルされた、高校生・一般向け展示室の展示内容を含めた空間プロデュースをアマナが行ないました。
※現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止の観点から当面の間、閉館中
難解なこころを生み出す脳の仕組みとその研究を
「わかりやすく知ってもらう」ための展示
人のこころと体の司令塔ともいえる「脳」。手足を動かしたり、物事を考えたり、呼吸をしたり、私たちの全ては脳によってコントロールされていますが、実は未だ解明されていない部分はまだまだ多く残されていると言います。
複雑ゆえに研究内容も広く、難しい脳科学ですが、わかりやすく噛み砕くことで、脳と脳科学を知ってもらい、興味を持ってもらうきっかけを作る展示を目指しました。
展示内容は、ビジュアルを中心とした構成で直感的に理解しやすく、自分ごととして知ってもらえるようわかりやすい身近な切り口で編集を行ないました。また、一般的な展示室にある順路をあえて無くし、来場者が興味のあるテーマから能動的に情報を得られるよう空間を設計しました。
可視化する力と編集する力で、“不思議”を楽しむコンテンツに
脳の仕組みや働きにまつわる脳科学の研究は多岐にわたり、展示の候補に上がった情報は膨大でした。その膨大な研究内容を整理し、展示テーマに沿って脳科学をわかりやすくコンテンツ化したのは、エディトリアルスキルを持ち、アマナの中でも自然科学分野に精通しているNATURE&SCIENCEチームです。
また、ビジュアル制作を担当したのは、これまでさまざまな分野の専門知識を、科学的にかつわかりやすくビジュアライズすることを重ねてきた、アマナのHydroidチーム。理研CBSの研究者や広報担当者のチェックのもと、目に見えない脳の仕組みや働きを、CGという形で可視化していきました。
「SENSE OF WONDER」というテーマのもと、脳科学の不思議を楽しんでもらえるコンテンツにするため、企画編集・ビジュアル制作・印刷までオールアマナの力を結集し、トータルでプロデュース。展示を通して、脳科学研究の未来を次世代につなぐお手伝いをしています。
- クライアント : 国立研究開発法人理化学研究所 脳神経科学研究センター
- 監修 : 国立研究開発法人理化学研究所 脳神経科学研究センター
- プロデューサー : 渡辺裕子 佐々木孝行
- PM : 風間 和孝 長利 琢磨 坂本有宇
- 企画 : 濱谷俊輔
- CD(エディター) : 室橋織江
- サイエンスディレクション : 山﨑勇太
- AD(サイエンスCGビジュアルディレクション) : 谷合孝志
- ムービーディレクション : 山﨑勇太
- CGディレクション : 谷合孝志
- テクニカルディレクション : 山﨑勇太
- プリンティングディレクション : 小須田 翔
- ビジュアルディレクション : 谷合孝志
- CG : 永田雅已 藤本真一郎
- 編集 : 永田雅已 藤本真一郎
- コピーライティング : 室橋織江
- プログラマ : 高橋保
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