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浅間国際フォトフェスティバル 2026で体験した、スマートグラスによる展示解説ギャラリーを飛び出して、屋外の自然の中でアートを楽しむ。各地の芸術祭も含め、最近、そんな鑑賞の仕方が増えています。長野県御代田町で開催された「浅間国際フォトフェスティバル」も、自然の中で作品を楽しめるアートイベントの一つです。メイン会場となるのは、御代田写真美術館を擁する複合施設「MMoP(モップ)」。中心となるのはツタに覆われた趣ある美術館の建物ですが、周囲に広がる庭や林にも大きく引き伸ばされた写真作品が展示されており、写真と、夏の長野の自然を一緒に楽しめるようになっています。2018年、御代田町とアマナが共同で、旧メルシャン軽井沢美術館跡地を会場に初開催をしてから8年。「浅間国際フォトフェスティバル」は、2026年で7回目を迎えました。日差しや雨にさらされる屋外に写真作品を展示するということ自体がかなりチャレンジングな試みですが、今年はここで、鑑賞の仕方に関わるもうひとつの新たな試みがひっそり行われていました。体験型MR展示解説システムの実証実験です。この実証実験を手がけたのは、アマナグループのカディンチェです。MR技術を活用し、鑑賞者の視界に作品の解説を表示する仕組みは、実際の展示空間でどのように機能するのでしょうか。一体どんなものでしょう。御代田写真美術館を擁する複合施設「MMoP(モップ)」 芝生や木立に現れる、もう一つの解説文体験の準備をして、屋外に出てみましょう。美術館の建物のすぐ裏、小高い場所に木々に囲まれた広場があります。そこに、まるで森の中で遭遇した見知らぬ部族のように立ち並ぶ13枚の写真作品があります。写っているのは花や果物、そして半裸の人々。「これはなんだ」と思わせる、今回のフェスティバルでも印象的な展示の一つでしょう。すぐそばには、作家や写真を説明したキャプションが見当たりません。実は少し離れた木陰に解説が置かれています。まずは作品との遭遇の衝撃を、そのまま受け止められるようにしたかったのでしょう。ところが今回のMR展示解説システムのスマートグラスを掛けて辺りを見渡すと、同じ解説文が芝生の上に白い文字で表示されます。生い茂りランダムな方向に伸びる芝生の上の白い文字は一見すると読みづらそうですが、実際に見ると、これが驚くほど読みやすくビックリしてしまいました。表示された解説をしばらく眺めていると、文章を声で読み上げてくれます。それを聞きながら作品を見るのも良さそうです。聞くよりも読む方が早いという人は、解説文の下側に視線を送ると、文章が自動でスクロールして続きを読めます。また、人の形をしたマークを見ると、「中国・広東省生まれのリン・チーペンの作品」と作家についての情報を、文字や声で教えてくれます。もちろん、解説を無視して、そのまま度なしメガネのレンズ越しに、あるいはメガネを外して、作品の鑑賞を続けることもできます。地面に表示されている解説文はスマートグラスからしか見えません ちなみに、こちらの作品展示、通り過ぎた後に後ろを振り返ると、裏側は別の作家、デニウソン・バニワによる作品群になっていて、まったく異なる世界観を作り出しています。スマートグラスは、鑑賞者がどちらの側から作品を見ているかを認識し、それぞれに対応した解説文を表示します。これは、メガネのカメラ映像から鑑賞者の位置や向きを推定し、目の前の展示に対応する解説を表示しているためです。これまでの印刷されたキャプション(解説文)では、複数の作品の近くに置かれたキャプションが、どの作品についての解説なのかわかりにくいことがありました。このシステムでは、鑑賞者の位置や向きに応じて解説が表示されるため、そうした迷いを減らすことができます(ちなみに、この展示ではキャプションが立て看板になっていて見ている方向によって正しい解説が読めるように工夫されていました)。音声ガイドのようなシステムでは、作品の横に番号などを掲示し、鑑賞者がその番号を機械に入力する必要があります。このシステムでは、作品を見るとその近くに解説が現れ、必要に応じて読み上げてもくれるのです。こうしたシステムが普及すれば、鑑賞者が「この作品の解説はどこにあるのか」「今読んでいる解説はどの作品のものか」と悩むことが少なくなるかもしれません。作品を展示する側にとっても、展示の世界観を損なわないよう、番号や解説文の配置を工夫する負担を減らせる可能性があります。 もう少し先に進んでみましょう。今度は木立の中に、古そうな白黒写真を6~8枚ほどコラージュした、立て看板のようなものが二つ並んでいます。これは一体どんな作品なのでしょう。周囲を見渡すと、その看板とほぼ同じ高さの中空に、再び白いデジタルの文字で書かれた解説が、垂直に表示されています。先ほどと同様に、しばらく眺めていると音声での読み上げが始まり、視線を送って文章をスクロールすることもできます。芝生の上にあった解説が、ここでは木々と並ぶように垂直に立っている。作品をたどるうちに、解説の置かれ方にも違いがあることがわかってきます。スマートグラスから見える様子:現実世界とデジタル解説文が同時に見える 動画で見る、スマートグラスによるMR展示解説:スマートグラスを通して、作品の解説がどのように表示されるのか。実際の体験の様子を動画で紹介します。 自然な体験を支える、細やかな設計ここで、筆者がこのシステムに感心した点を、いくつか挙げたいと思います。一つ目は、あまりにも自然な体験として設計されていることです。体験している側は、普通に解説を読んだり聞いたりして、「へー、いいね」くらいの感想でこのシステムを受け止めてしまいます。でも、実はこれは凄い技術と工夫を組み合わせて実現した体験なのです。まず、注目したいのは、これが屋外で体験できることです。現実の風景とデジタル情報を重ね合わせるAR(Augmented Reality)やMR(Mixed Reality=複合現実)を、美術館や博物館、イベントなどで体験したことがある人もいるでしょう。中には、ゴーグル型と言って視界全体を覆い、カメラで捉えた周囲の景色を映像として投影しているものもあります。今回の体験で使っているのは、見た目も重さも普通の眼鏡とほとんど変わらない、透過型のスマートグラスです。NTTドコモとシャープが出資するNTTコノキューデバイスが販売している「MiRZA(ミルザ)」という製品です。バッテリー動作時間が短いため、ケーブルで接続したバッテリーをポーチに入れて持ち運ぶ必要はあるものの、本体は極めて軽く、見た目もレンズ部分に何本か筋が入っていることを除けば、ただのメガネという印象です。透過型というのは、つまり、レンズ越しに見ている風景やアート作品が映像ではなく、肉眼で見ている本物だということ。その上に、デジタルの文字情報やグラフィックを合成しているのです。だから、見ているアート作品は目の前に投影された映像ではなく実物。精密なプリントが施された写真のディテールや色合いが、デジタル処理で勝手に変わってしまう心配もありません。また、これまでのこうした体験の多くは、屋内での体験だったはずです。屋内に比べて屋外では、直射日光の当たる場所と深い木陰などで明暗の差が大きく、カメラで周囲の特徴を捉えにくくなることがあります。しかし今回の体験では、軽さを優先した、決して高性能とは言えないスマートグラスでありながら、屋外・屋内の両方の環境に対応していました。NTTコノキューデバイス「MiRZA(ミルザ)」 もう1つ感心したのが、解説文が快適に読めたことです。現実空間に説明文を投影するAR/MR体験では、文字を目立たせるために、ユーザーの目の前の目立つ場所に表示する設計も多く見られます。それに対して、今回の体験では、あくまでも主役は展示作品です。作品の邪魔にならず、かといってわざわざ探さないでもすぐに見つかる絶妙な場所に解説文が表示されていました。現実空間の上に投影する解説文、あまり考えずに設計されているシステムだと背景に重なって文字が読みにくくなる、ということもあるのですが、それもありませんでした。これは、体験を設計している側が、作品の展示場所や、鑑賞者がどんな場所からどんな姿勢でその作品を鑑賞するか、さらには作品の内容や意図まで、一つひとつ丁寧に検証して解説文の配置を決めているからに他なりません。屋外では、読みやすいように白い文字が映える緑の芝生の上に配置したり、天候や時間に左右されず、常に一定の暗さが保たれる木陰を選んだり、木陰ではなくても大木が背景に重なる位置などに解説文を表示したりと、細やかな工夫が施されていました。屋内展示でも、作品が展示されている位置や高さ、周囲の状況などを踏まえ、調整に調整を重ねたであろうきめ細やかな解説文の配置が行われていました。スマートグラスを通して見ると、現実の風景とデジタルの解説文が重なって表示される(空中に表示されている解説文はスマートグラスからしか見えません) 鑑賞者に合わせた解説文をさて、今回行われた体験型MR展示解説システムの実証実験、ほとんどの参加者にとっては、ここまで紹介した体験がすべてですが、私はこの記事を書くために、もう少し深い体験をさせてもらいました。実はこのシステムを体験したほとんどの人は「大人用」という解説文の体験をしていたはずです。しかし、システムにはそれ以外にも「子供用」と「上級者用」という異なる解説が用意されていたのです。子供用は、難しい単語や外来語は使わずに、子供の目線で作品への関心を高めるような解説が、そして上級者用には、アートに詳しい人でも楽しめる、より踏み込んだ解説文が用意されていました。システムを開発したカディンチェによると、これらの文章は写真家の紹介文や写真データなどを事前に解析し、AIを用いて生成した文章だそうです。それぞれの対象に合わせて、作品を見るポイントや視点を示す内容になっています。ここで考えてみましょう。今回の実験では試されていませんが、同じ仕組みを使って英語や中国語など、ほかの言語の解説を用意すれば、世界中の来訪者が同様に作品を楽しむことができます。こうしたシステムが広く使われるようになれば、展示室の壁に何か国語もの解説が併記された巨大なキャプションを掲示せずに、世界中から訪れる鑑賞者に対応できるようになるでしょう。 スマートグラスから見える屋内の様子:現実世界とデジタル解説が同時に見えるカディンチェはこれまでも、こうした展示空間でのMR活用に取り組んできました。今回の実証実験では、これまでの取り組みを踏まえながら、スマートグラスや位置認識の技術を組み合わせ、屋外の展示空間でどのような鑑賞体験を実現できるかを検証しています。歌舞伎座ギャラリーでは2023年に多言語で展示を案内する実証実験を行い、2025年には北海道のアルテピアッツァ美唄で、彫刻作品の鑑賞を支えるガイドを試しています。筆者も美唄での実験を取材しました。安田侃さんの彫刻を自分の目で鑑賞しながら、関心に応じて関連動画などの情報にも触れられる設計が印象に残っています(浅間国際フォトフェスティバルの実験ではあえて動画解説は使わなかったようです)。参考記事: 歌舞伎座ギャラリーでの実証実験の様子:「松竹株式会社「ようこそ歌舞伎座へ。」歌舞伎座ギャラリー開催」アルテピアッツァ美唄での実証実験の様子:「作品を邪魔しない“黒子”に徹するMRガイドとは? アルテピアッツァ美唄でカディンチェが示した「日本的DX」の形」 現実を見るメガネと、展示を案内する仕組みここで、この体験を支える道具と仕組みを振り返ってみましょう。すでに述べたように、使われたスマートグラスはNTTコノキューデバイスの「MiRZA(ミルザ)」。本体の重さはバッテリーを含めて約125gです。このメガネを展示ガイドとして動かすシステムを開発したのが、カディンチェです。2026年9月6日に行われた今回の実証実験では、MiRZAと、同社のMR体験統合管理システム「Kadinche Layerd」を組み合わせて使用したそうです。では、作品の前に立ったことを、どうやって判断しているのでしょう。その役割を担うのが、VPS(Visual Positioning System)という、カメラの映像から位置を推定する技術です。まず、事前に会場を3Dスキャンしておきます。その空間の情報と、スマートグラスのカメラが捉えた映像を照合します。現在地と向きがわかれば、その場所に設定された解説を、決められた位置に表示できます。Kadinche LayerdのMiRZA用アプリには、Immersal社のVPSが使われています。MR体験統合管理システム「Kadinche Layerd」今回の実験では、写真展示での使い勝手やAIによる解説の生成とともに、この位置認識が屋外でも機能するかを検証したそうです。カディンチェによると、緑が多い場所や、近くに目印となるものが少ない場所では、映像を照合する手掛かりを得にくい場合があります。今回の会場では、屋外に展示された写真作品がその手掛かりとなり、位置を認識できたといいます。一方、認識した場所のどこに、何を表示するかを設定するのが、Kadinche Layerdの管理機能です。事前にスキャンした空間の3Dデータ上に、解説などのデジタル情報を配置できます。文章を更新したいときも、管理ツールで修正すれば、スマートグラス側へ最新の内容が配信されます。先ほど見た、芝生の上の文章と、木々の間に立つ文章。その置き方の違いも、展示に合わせて情報の位置を調整できる仕組みによって生まれています。カディンチェは、美術館や博物館のキュレーター自身も、こうした設定を行える運用を目指しているそうです。解説に何を書くかだけでなく、作品との間にどれほどの距離を設けるかまで、展示をつくる人が考えられるのです。Kadinche Layerdの詳細はこちら 読む速さも、知りたい内容も、自分で選ぶ解説を目の前に届けられることに加え、その受け取り方を選べることにも、鑑賞者への配慮が感じられました。従来の音声ガイドにも、作品を見ながら説明を聞けるよさがあります。ただ、音声は時間に沿って進むメディアです。知りたいことが出てくるまで待つ必要があり、聞き逃した部分を確かめるには、再生位置を戻して探さなければなりません。作品のある部分が気になって見入っている間にも、説明は先へと進んでいきます。今回のシステムなら、音声を聞きながら作品を眺め、気になった言葉は文字で確認できます。自分で読んだ方が早ければ先へ読み進め、作家について知りたければ表示を切り替える。文章を数行読んでは作品へ目を戻し、また続きを読むこともできます。森の中に文字が浮かぶ光景に驚き、数行を読むうちに、視線はまた写真へと戻っていく。作品を見たいときには見続けられ、もっと知りたくなれば、そのそばに解説がある。テクノロジーがそんな距離で寄り添ってくれる。装着前の調整で少し手間取る場面はありましたが、今回の実証実験は、これからの美術鑑賞のあり方について、さまざまなインスピレーションをもたらしてくれるものでした。空中に表示されている解説文はスマートグラスからしか見えません取材・文:林 信行 XR技術で、新たな顧客体験を創出するカディンチェ株式会社は、VR・AR・MRなどのXR技術を活用し、システム開発からコンテンツ制作までを手がけるアマナグループのテクノロジー企業です。今回紹介したMR展示ガイドをはじめ、美術館・博物館での展示体験や、メタバース空間、バーチャルショールームなど、テクノロジーとクリエイティブを掛け合わせた新たな体験づくりに取り組んでいます。XR技術を活用した空間演出や顧客体験の開発に関心のある方は、カディンチェの取り組みやソリューションをご覧ください。カディンチェのソリューションを見るカディンチェの実績を見る
広告制作やブランドコミュニケーションの現場で、画像・動画生成AIの活用は実験的な導入段階を終え、実務での本格的な運用段階に入りつつあります。しかし、多くのクリエイターや企業のインハウスデザイン組織は、共通の課題に直面しています。「プロンプトを入れても毎回違う画像が出てしまい、狙い通りのビジュアルに仕上がらない」「偶然の出力(いわゆる"ガチャ")に頼ることになり、商業制作に欠かせないトーン&マナーの再現性や修正のコントロールが効かない」といった課題です。アマナは、次世代の制作スタンダードを定義するため、クリエイター独自の審美眼とAI技術を融合させ、生成AIの実務活用を進めています。本記事では、アマナのクリエイティブ特化型AIソリューション「A³(エー スリー)」で生成AIツールの先行研究を推進するクリエイター、チ・ベイリンの独自の実践ワークフローを紐解きます。聞き手は、同じくアマナで長年CG・レタッチに携わってきた中島 輝が務めます。手描きスケッチを使った構図の指定や、プロンプトによる色調のコントロールなど、狙い通りのビジュアルを制作するための手法を紹介します。 先行研究で見えたツールの個性――「制御力のAdobe Firefly」と「表現力のMidjourney」中島 輝(以下、中島。敬称略):ベイリンさんは日頃、アマナの「A³」で画像・動画生成AIの先行研究やR&Dに取り組まれていますね。Adobe FireflyやMidjourney、動画生成モデルのKlingなど、新しいツールが次々と登場するなかで、どのように検証し、使い分けているのでしょうか。チ・ベイリン(以下、ベイリン。敬称略):新しいAIツールを検証するとき、私が特に重視している評価軸は2つあります。1つは「表現力(雰囲気づくりの豊かさ)」、もう1つは「コントロール性(指示をどれだけ忠実に反映するか)」です。画像生成AIは、ツールごとにはっきりとした個性があります。たとえばAdobe Fireflyは、リアルな質感や破綻のない空間表現を得意としています。そのため、コスメや空間デザイン、建築といった実務領域と特に相性の良いツールです。 Adobe Fireflyで生成した空間ビジュアルの例。部屋の寸法や素材、視点まで具体的に書いたプロンプトによって、リアルな質感と破綻のない空間を再現。また、冒頭に「soft atmosphere」を置くことで、全体のトーンを統一している。 これに対して、Midjourneyは表現力が非常に高く、シンプルなプロンプトでも息をのむような世界観を描き出してくれます。ただし商業広告の実務では、その表現力の強さが裏目に出ることがあります。「指示していない要素を勝手に加えてしまう」「同じプロンプトでも毎回まったく違う結果になり、ばらつきが大きい」といった点です。そのため、Midjourneyは企画初期のアイデア出しや、世界観を探る段階に向いています。中島:ブレストや企画段階でイメージを広げるには優れている一方、クライアントワークで細かい指定が入ると行き詰まりやすいわけですね。ベイリン:そうなんです。だからこそ、実務のビジュアル制作で頼りにしているのがAdobe Fireflyです。Fireflyはプロンプトの指示を素直に反映します。同じプロンプトなら同じ構造を忠実に再現し、変えたい部分の記述だけを書き換えれば、その箇所だけを破綻なく変更できます。 同じプロンプトで、冒頭の1語(soft、warm、coolなど)だけを変えて生成した比較。Adobe Fireflyは、家具の配置や空間の構造を保ったまま、トーンだけを変えている。一方、Midjourneyは雰囲気豊かでアート寄りだが、生成するたびに構図や窓の外の景色まで変わっている。 「構成参照」が生む高い再現性――手描きスケッチを忠実に具現化する技術中島:インハウスクリエイターからよく聞くのが、「頭の中にある構図を、AIにどう伝えればいいのか」という悩みです。カメラアングルや被写体の位置関係を、言葉だけで正確に伝えるのは難しいですよね。ベイリン:そこで大きな役割を果たすのが、Adobe Fireflyの「構成参照(Structure Reference)」機能です。私は手描きのラフスケッチから始めて、複数のAIツールを順に使い、完成画像まで仕上げています。中島:具体的にはどのような流れですか。ベイリン:5つのステップに分けています。 【手書きラフスケッチをAIツールで連携させて完成画像にするワークフロー】STEP 1:手描きラフを描くまず、作りたい画面をシンプルなスケッチにします。テーブルのどこにグラスを置くか、奥のどの位置に花瓶や植物を配置するか、右側にどんな本を重ねるか。いわば構図の設計図です。各カットには日本語でメモを添えておきます。 ↓STEP 2:ラフをClaudeで英語プロンプトにするラフ画像をClaudeに渡し、構図やアングルを英語の詳しいプロンプトに書き起こします。 ↓STEP 3:Nano Bananaで清書線画を作るそのプロンプトをNano Bananaに入れ、きれいな白黒の線画に清書します。 ↓STEP 4:Claudeで着彩用プロンプトを作る清書した線画をもう一度Claudeに渡し、色、光、雰囲気まで書き込んだ着彩用のプロンプトにします。 ↓STEP 5:Adobe Fireflyで完成画像にする清書線画を構成参照として読み込ませ、着彩用プロンプトと組み合わせて、色の付いた完成画像を作ります。 中島:検証のデモを見せていただきましたが、手描きの構図が最終的にリアルなビジュアルへと仕上がっており、その再現度に驚かされました。ベイリン:手前のガラス瓶の透明感、その奥の鉢植えとの距離感、横に積んだ本のわずかなズレの角度まで、AIがスケッチを正確に読み取ってくれます。構図の再現度は、かなり高い水準だと感じています。質感や細部を含めた全体でも、9割近くは意図どおりにコントロールできる印象です。残りの1割ほどは、AIが補ってくれる質感や表現の余白と言えるでしょう。細部まで画面をコントロールしたいディレクターにとって、偶然に左右されにくいこの制御力は大きな助けになります。 手描きのラフスケッチから完成画像までのワークフロー図。Claudeが「絵を言葉にする」通訳の役割を担っている。 中島:まさにこの手法で、小説の世界観をもとにアートトレーラーを個人で制作されているんですね。作品全体はどのように進めているのでしょうか。ベイリン:小説の一場面ずつをラフに起こして、絵コンテのように並べています。沈香に火を点すカットから始まり、洋館、庭の野ツツジ、登場人物の表情へとつないでいきます。各カットに短い説明文を付けておくと、それがそのままプロンプトの土台になります。物語の文脈や東洋的な空気感も、この説明文で伝えるようにしています。(本記事で取り上げたチ・ベイリンのアートトレーラーは、記事の最後に掲載したURLからご覧いただけます) 映像制作のために描いた手描きの絵コンテ。各カットに場面の内容や光、人物の表情などを短い文で添えている。線は簡素でも、構図と演出の意図ははっきりしている。このスケッチが、後の工程でAIに構図を伝える設計図になる。 プロンプトは「数式」のように組む――色調と空間を分離する階層設計中島:構図を固定できても、次は「ブランドのトーン&マナーに合わせて、色調や光の印象をどう統一するか」という課題が出てきます。ベイリンさんは、プロンプトの書き方に独自のロジックをお持ちだそうですね。ベイリン:はい。プロンプトを感覚的な長文で書くのではなく、階層構造で組み立てることを徹底しています。先頭には全体のトーン&マナーと色調を置き、後半には具体的な空間・被写体・質感を記述します。たとえばオフィス空間を制作する場合、後半の「オフィスのレイアウトや机、椅子」に関する記述は一言一句変えず、先頭の1行だけを書き換えます。パターンA:「Cool blue atmosphere(青みを帯びたクールなトーン)」パターンB:「Warm amber atmosphere(温かみのあるアンバーなトーン)」パターンC:「Muted gray atmosphere(落ち着いたグレー調のトーン)」こうすると、出力される3枚の画像は、什器の配置やオフィスの構造をそのまま保ちつつ、ライティングと空気感だけを変えられます。中島:フォトグラファーがスタジオでセットを組んだあと、照明のカラーフィルターや光量だけを変えていくような感覚ですね。ベイリン:まさにその通りです。このロジックは、コスメ商品の広告ビジュアル制作でも非常に有効です。スタジオで撮影した商品ボトルの写真にAIで生成した背景を合成する場合、使用シーンに合わせて時間帯や空間を作り分ける必要があります。たとえば「朝に使うスキンケア製品」なら、プロンプトの先頭に「low saturation(浅い彩度)」や「soft light(柔らかな光)」を置き、そのあとに朝の洗面台やリビングのディテールを続けます。一方、「夜用のナイトセラム」なら、先頭に「amber(アンバーカラー)」を置き、落ち着いた夜の室内光を指示します。植物を配置する場合も、単に「花」と書くだけでは足りません。「雨上がりで水滴がしっとりとついている」のか、「乾燥したマットな状態」なのかまで言語化して指示することで、商業クオリティに耐えうるシズル感とリアリティが生まれます。 Qi Beilin(チ・ベイリン)デザイナー/アーティスト。ニューヨークのSchool of Visual Arts(SVA)でイラストレーションを学び、東京藝術大学大学院グローバルアートプラクティス専攻を修了。ドローイングを軸にしたインスタレーション制作を経て、現在はアマナのAIクリエイティブチーム「A³」に所属。手描きと生成AIを横断しながら、ロゴやWebイラスト、コンペ提案、企業向けAIワークショップまで幅広く手がける。 イメージを100%形にする5つのステップ――ムードボードからLLMによる「語彙の逆引き」へ中島:手描きスケッチによる構成参照と、階層化したプロンプト設計。この2つを使いこなすために、ベイリンさんは普段どのようなプロセスで制作しているのでしょうか。ベイリン:私のワークフローは、大きく5つのステップに分かれます。何より大切なのは、AIを動かす前に完成形を頭の中で明確にしておくことです。 【偶然に頼らない画像・動画生成AIの制作ワークフロー】STEP 1:ゴールとターゲットを設計する(誰に向けて、どんな温度感で表現するかを決める) ↓STEP 2:ムードボードを作る(Pinterestやストックフォトから、理想の光やトーンの画像を集める) ↓STEP 3:LLMで視覚語彙を逆引きする(ムードボードを解析させ、AIが認識するキーワード群を抽出する) ↓STEP 4:手描きスケッチで構図を決める(構成参照に使う骨格を作る) ↓STEP 5:階層プロンプトで生成し、ディレクションする(Fireflyで生成し、質感を微調整する) 中島:特に興味深いのが、STEP 3の「LLMで視覚語彙を逆引きする」です。具体的にはどんな作業をしているのですか?ベイリン:たとえば、「無機質で冷たい実験室ではなく、自然光や竹林越しの光が差し込む、温かみのある植物・生物の研究空間」を作りたいとします。まず、Pinterestや写真素材から、イメージに近い色調や光をもつ画像を集め、1枚のムードボードにまとめます。次に、そのムードボードをマルチモーダルLLMに読み込ませ、「このビジュアルの世界観、光の質感、トーン&マナーを構成している要素を客観的に言語化してください」と依頼します。中島:人が考えた主観的な言葉ではなく、AIがその画像をどのような言葉として認識・ラベリングしているかを抽出するわけですね。ベイリン:そうです。LLMが返してきた大量のキーワードから、自分の表現したいニュアンスに合う単語を選び出し、専用のキーワードリスト(語彙辞書)を作ります。その語彙をプロンプトに組み込むことで、AIに伝わりやすい指示を組み立てられるのです。 中島 輝(なかしま てる)フィルム時代からデジタルへの移行期を制作現場で経験し、アマナにてCG制作やレタッチに携わる。技術の転換期を現場で経験してきた知見を活かし、現在は社内のAX(AIトランスフォーメーション)推進担当として、実務への生成AI導入とその利用に関するガバナンス整備に取り組んでいる。 「かっこいい」ではAIは動かない――インハウス組織が直面する「PoCの壁」の越え方中島:いま多くの企業がインハウスのデザイン組織やブランド推進室で生成AIのPoC(概念実証)を進めています。しかし、「思ったような画像が出ない」「社内提案のレベルに届かない」とつまずくケースも少なくありません。広告やブランディングの現場に携わる方へ、どのようなアドバイスを贈りますか?ベイリン:最も大切なのは、生成AIを「なんでも叶えてくれる魔法の箱」だと思わないことです。AIは、あくまで道具にすぎません。うまくいかないケースの多くは、AIに抽象的すぎる言葉を投げています。たとえば「かっこいい男性のビジュアルを出して」と入力しても、「かっこいい」の解釈は無数にあります。その結果、どこかで見たような平凡な画像しか返ってきません。自分が表現したい「かっこいい」とは、20代の若者なのか、渋みのある40代の男性なのか。身長や骨格、目元の鋭さはどうか。光はどこから当たり、どんな表情をしているのか。こうした点を自分自身が具体的にイメージし、言葉とスケッチに落とし込んで指示しなければ、AIは真価を発揮できません。中島:撮影現場で、アートディレクターや映像ディレクターがカメラマンやスタイリストに行う「演出」や「指示出し」と全く同じですね。ベイリン:まさにディレクションそのものです。料理をおいしそうに見せたいなら、何がおいしそうに見せているのかを言語化します。立ちのぼる湯気なのか、表面のツヤなのか、器の土の質感なのか。自分の中に明確な完成図がなければ、AIに的確な指示は出せません。 デジタルに宿る「人間の手の痕跡」――AIだからこそ温度感を伝える表現へ中島:最後に、A³としてクライアントと一緒に、どのような新しい表現やビジネス課題の解決に挑戦していきたいですか。ベイリン:私自身、イラストレーション出身というバックボーンがあります。だからこそ、生成AIを使う際にも「人間の手の痕跡」がしっかり残るような表現に関わっていきたいと考えています。たとえば人物を生成するとき、AIに任せるとツルツルとした滑らかすぎる肌になってしまいがちです。そうではなく、現実の人間らしい肌の質感やしわをディレクションによってきちんと残していく。リアルとデジタルを掛け合わせることで、「AIで作られたビジュアルなのに、確かな温度感が伝わってくる」と感じてもらえるような表現に挑戦していきたいです。中島:デジタルでありながら、どこかクラフトのような手触りを感じられる表現ですね。AIを活用するからこそ、そうした温度感をどう宿すかが大切になってきますね。ベイリンさんならではの新しい表現をぜひ楽しみにしています。本日はありがとうございました!ベイリン:ありがとうございました! 【Special Gallery】 チ・ベイリンのAIパーソナルワーク『沉香屑 第一炉香』(じんこうくず だいいちろこう) 作品解説:張愛玲(チャン・アイリン)の短編小説の世界観に着想を得て、生成AIを活用して制作したアートトレーラー。緑を基調としたオリエンタルな雰囲気のなか、壁の質感や雨上がりの花に残る水滴まで、手描きスケッチとプロンプトを活用して細部まで緻密に表現しています。 取材・文・編集:中島 輝(アマナ) 撮影:計盛祐子(アマナ) 過去のAIクリエイター記事・第一回:AIクリエイターTakkaが語る、「10」の知見を「100」に変える生成AIの使い方・第二回:動画生成AIで表現はどう拡張する?映像ディレクター橋本伸吾が語る、AI時代の「プロの条件」 ・第三回:デジタルアーティスト小泉薫央が語るComfyUI|生成AIワークフロー設計と「ノイズと美意識」 アマナのサービス紹介プランニング&デザイン|A³ | amana AI Architectsブランドの「らしさ」を軸に、生成AIを活用したクリエイティブ設計・制作プロセスを構築。ブランド戦略から表現設計、PoCまで一貫して支援します。A³ | amana AI Architects 資料ダウンロードはこちらアマナのAI関連 制作事例・AIのリテラシーも良いけど、「着眼点設計」のリテラシーは大丈夫か?【POLA春節事例に学ぶプランニング思考】・スパイクスタジオ|AIと共にブランドの“意志”を実装する──アナログな対話から生まれたブランドガイドライン設計・花王|AI活用を促すワークショップでブランド作りはどう変わる・ダイキン工業|デザイン×UI/UX×AIで、創造性と発想力を強化する・アサヒグループジャパン|企画段階の新商品の世界観をPoCで可視化
ポーラのグローバルマーケットに向けた2026年春節プロモーションのキービジュアルと、販促用ツールデザインをアマナにて制作しました。 グローバル市場(主にアジア市場)のインサイトに精通したクリエイティブチームが、キービジュアルとトーンアンドマナーを揃えたショッパーやギフトボックス、紅包(ホンバオ・中国版お年玉袋)まで、一貫したディレクションを行いました。干支の馬には西洋的なメリーゴーラウンドのモチーフを採用し、日本の高品質なブランドイメージにふさわしい上品で洗練されたビジュアルを制作。競合がひしめく春節商戦において、オリジナリティのある上質なクリエイティブがブランド体験の価値向上に貢献したと、お客様や各国のリテール現場からも高い評価を得ました。
みなさん、こんにちは。アマナのムービープランナー・ディレクターのMACOです。日々さまざまな広告やプロモーションの企画・制作に携わっている私ですが、最近ある「問い」をいただくことが増えました。それは、「AIやデジタルがこれだけ活発化している時代に、なぜあえてアナログな手法を選ぶのですか?」というご質問です。きっかけとなったのは、私自身が最近担当させていただいた2つの仕事でした。一つは、全編を通して人の手で作られた「牛乳石鹸さんのピタゴラ的(からくり)動画」。そしてもう一つは、AIを活用しつつも人物と撮影はあえてアナログで行った「友成空さんのMV『ペダル』」です。どちらの作品でも共通して「なぜ今、アナログなのか?」と聞かれたことで、私自身、改めて「アナログのよさ」とは一体何なのかを深く考える機会となりました。 1.仕掛けの「ムラ」が安心を生む――牛乳石鹸のピタゴラ的(からくり)動画からまず、牛乳石鹸の動画について。こちらはCGなどのデジタル技術を使わず、全編を人の手によるからくり装置で制作しました。ここで私自身が強く感じたアナログの良さは、仕掛けが成功するかどうかの「ハラハラ感」や「ワクワク感」、そして「先の読めない動き」です。人の手で作られた仕掛けや小道具には、どうしても「やわらかさ」や「ムラ」が生まれます。計算し尽くされたCGとは異なる、少し不器用な動き。でも実は、そういった「不完全なもの」こそが、見ている人をホッと「安心」させたり、優しい気持ちにさせているのだと気づきました。 2.完璧な時代だからこそ見直される「楽しさ」今の時代、綺麗すぎるものや美しいものは、デジタルや生成AIの力で極限まで再現できるようになりました。リアルさという点においても、「これ以上のものはない」というところまで到達していると感じています。だからこそ今、あえてフィルムカメラで写真を撮ったり、シールを手帳に貼ったりする文化が流行しているように、「人の手を介したものの楽しさ」に人々は改めて魅力を感じているのではないでしょうか。私自身もその一人です。完璧な正解がすぐに出る時代だからこそ、予想通りにいかない手作業の手間暇が、かえって新鮮で魅力的に映るのだと思います。 3.予想できない感覚と「温度」――友成空さんMV『ペダル』からこの感覚は、もう一つの事例である『友成空さんのMV「ペダル」』の制作でも同じでした。本作では、背景素材に最新のAI技術を活用しながらも、人物の撮影そのものはアナログな手法にこだわりました。なぜなら、演者さんの息遣いや呼吸、ふとした動き、小道具の見え方や服装のシワといった要素は、アナログだからこそ意図しない形で現れるからです。AIが導き出す「最適解」に対して、現場で生まれる演者さんの生々しい動きや空気感を掛け合わせる。それによって、見ている人にあえて「予想のできない感覚」を与え、「手触り感」や「温度」をしっかりと感じてもらえる作品になったと思っています。 4.まとめ:現場でクロスする「人」と「考え」が作るものもちろん、AIやデジタル技術は私たちの表現を支える強力な「ツールのひとつ」です。コストの削減や制作の効率化、そしてクオリティの担保として活用できる場面は数多くあり、今後のクリエイティブ制作において欠かせない存在です。しかし、どれだけ技術が進化しても、アナログが持つ「温度感」や「人感」、計算しきれない「不確かさ」、見る角度によって変わる「多角面の見え方」、そして「視聴者の創造性を残す(想像する余白がある)」という魅力は、これからも間違いなく残り続けていくと感じています。映像の撮影現場は、まさにそれを体現しています。そこにあるのは、決して私一人で作る世界ではありません。現場に集まる多様な「人」や「考え」がクロスし、ぶつかり合い、混ざり合う。その瞬間に思いがけず生み出される画や映像の楽しさ、圧倒的な魅力がそこにあります。デジタルで効率とクオリティを高めつつ、現場の熱量やアナログの余白を作品に焼き付けていく。効率だけでは測れない、心が動くようなクリエイティブが必要な際は、ぜひお声がけください。泥臭く、そして新しい体験を一緒に作っていけたら嬉しいです。 記事のサムネイルとして作成した手書きイラストも、実は私自身がアナログで描いたものです。デジタル全盛の今だからこそ、手書きの良さを感じてもらえたしょうか?文・作画:MACO(アマナ) アマナのサービス・関連記事のご紹介アマナのサービス紹介ビジュアル(Motion・Photography・Digital Imaging)|TVCM/ムービー撮影アマナは、企業が大切にしている理念や不変の価値を、映像やビジュアルを通じて可視化するクリエイティブを提供しています。TVCMやブランドムービーの撮影はもちろん、PhotographyやDigital Imagingを含めた統合的なビジュアル設計により、企業の世界観を一貫して表現します。価格やスペックで比較されやすい市場環境においても、製品を支える思想や人の姿勢まで伝える──。そんなブランドコミュニケーションの設計から制作まで、ワンストップで伴走します。 アマナのムービー制作事例ブランドの世界観を映像でどのように設計し、可視化してきたのか。アマナのムービー制作事例もあわせてご覧ください。制作事例:旭化成|50年続く交換膜事業の思想をブランドへ。AlkaNexusが組織の共通言語ヨコオ|「伝統と革新」をひとつの世界観に──新VIを体現する会社紹介動画とコーポレートサイト トップページ改修Tailor App|再生医療発想スキンケア「iCell」を可視化──氷川きよしで伝えるコピー・映像・ビジュアルのブランド戦略キトー|「製品以上の価値」を可視化する─Amazonブランドストア向けブランドムービー制作ヤマハ発動機|ブランドの世界観を可視化する──共創で生まれたビジュアルコンセプトパナソニック|SNS広告映像制作の舞台裏:欧州向けテレビのプロモーション事例フェイラー|“ときめき”を支えるものづくりを伝えるブランドムービー関連記事:BtoB映像で企業の「想い」を可視化する。三井化学の事例から学ぶブランディング映像のディレクション術動画広告のサイズあれこれ|縦型・横型どちらが最適?SNS時代の映像制作ヒント動画企画の膨らませ方|プロが実践するアイデア発想法とツール活用術ムービーディレクターが実践するアイデア創出法映像制作における「企画コンテ」と「演出コンテ」とコミュニケーションの重要性広告だけじゃない! 社内向け動画コンテンツの新たな役割ココロ、トキメク動画の制作依頼方法 – SNS広告で視聴者の心をつかむために –
モエ・エ・シャンドンの2014年クリスマスプロモーション“SO BUBBLY CAMPAIGN”にて、ARとiBeacon機能を活用したスマートフォンアプリを制作しました。クリスマスデコレーションで彩られた表参道ヒルズのエントランスや館内に設置されたiBeacon端末付近、そして登録されたARマーカーにスマートフォンをかざすと、画面上にゴールドの泡やサンタクロースとトナカイが現れ、それらと一緒に写真を撮りSNSで共有する事が出来ます。
雑誌『IMA』編集部が選んだ約100人の日本の現役アートフォトグラファーを紹介する、写真ギャラリー&ショップ「Japanese Art Photographers」を、アートフェア東京 2013で展開しました。約80平米のブースでは、30のギャラリーから集めた作品群を年代順に展示することで、日本のアート写真界の全体像と写真史が一望できる空間を演出。また展示作家の作品や写真集の販売も行いました。
日本人若手写真家の支援の一環として、パナソニックの協賛によりパリと東京で開催した展覧会。2年連続の開催となった本展では、出品作家のうち3名がLUMIX GH4を使って新作撮り下ろし作品を発表しました。
シャンパーニュメゾンPerrier-Jouëtの春の限定新作イベントプロモーションにてKinectを利用したデジタルコンテンツ「FIG.walk」を企画制作しました。天井と床に投影された映像は、IMA Magazineによって選出された清水朝子氏の撮り下ろし作品。新作ボトルの春らしい色彩にインスピレーションを受けたこの動画作品は、人の動きを読み取り、動きに合わせて波紋が広がるインタラクションとなりました。
CHANDON SUMMER PROMOTION 2015にて、「CHANDON Summer Music Player」を制作しました。「天気」「時間」「一緒にいる人数」によって、Hotel New Tokyoの今谷忠弘氏によるオリジナルサマーチューンが流れ出すウェブアプリケーションを展開。シャンドンサマーボトルのボトルネックハンガーやレストランのシャンドンメニュー、特設ページからアクセスし、体験できるコンテンツです。
ドン ペリニヨン主催のパーティー「Dom Pérignon P2: “THE REVEAL”」。開催場所として、アマナ海岸スタジオを、ご利用いただきました。 広々としたスタジオは、プロジェクションマッピングを投影したり、さまざまな使い方が可能。 加えてお台場の美しい夜景を望む立地や、ラグジュアリーなラウンジを完備する海外スタジオは、〝特別”で〝ユニーク”な会場として、来場されたお客様に楽しんでいただきました。