平和紙業「Curious」
スチル撮影、ムービー撮影
平和紙業が展開する紙のブランド「Curious」。光と影の中を神秘的に舞う様子を美しく表現したクリエイティブは、Spikes Asia 2019ほか海外のアワードでも高く評価され※、公開後反響を呼んでいます。撮影を、アマナグループのUNで手がけました。
※Spikes Asia 2019 Design部門 Posters ブロンズ受賞
Red Dot Design Award 2019 Brands & Communication Design部門 受賞
Red Dot Design Award 2019 Film & Animation部門 受賞
“Paper is alive”を追究したクリエイティブ
今までにない見せ方でブランドの認知拡大を狙った今回のクリエイティブのコンセプトは、“Paper is alive”(紙は生きている)。「紙」を「髪」になぞらえ、Curiousがもつメタリックで光沢のある質感を新たな見せ方で表現してみてはどうか、というところから企画がスタートしました。
海外への訴求も意識し、日本らしさを織り交ぜながら見せる方法を模索する中で、黒く染め上げたCuriousを美しい黒髪に見立てて見せるアイディアを提案。艶めく日本人の黒髪をイメージし、手作業で幅1mmにカット。紙の質感が最も美しく映えるビジュアル撮影を追究しました。
「紙」という物質から広がる多様な価値を引き出す表現
シャンプーやヘアケア商材のCMでよく使われる艶感の表現を参照しながら、「髪」のように見える「紙」の美しい撮り方を試行。平面では髪に見えないため、人の頭をかたどった支持体にCuriousを巻きつけ、風をあてたり動かしたり、ライティングを調整しながらテスト撮影を繰り返しました。通常のムービー制作のように、ストーリーやコンテを元にした撮影ではなく、「紙(髪)の見え方」を軸にムービーの流れを構成。撮影後のレタッチも含めてトータルに対応しました。平和紙業では、2019年2月にこのクリエイティブを活用した展覧会を開催しています。
「紙」という物質に宿る生命力と可能性を引き出したクリエイティブは、アワードの受賞が象徴するように世界的にも高い評価を受け、大きな反響を呼ぶものとなりました。
- スポンサー : 平和紙業株式会社
- クライアント : 東急エージェンシー
- プロデューサー : 兼子 薫 富樫佳哉
- スチル撮影 : 蒲生 ヒロマサ
- ムービー撮影 : 蒲生ヒロマサ
- レタッチ : 安藤 瑠美
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