KDDI「Remote travel experience by 5G」
ドローン空撮
2019年6月8日~9日、G20の関係閣僚会議「貿易・デジタル経済大臣会合」が茨城県つくば市で開催。会場には、各国首脳に向けて企業の先端技術が展示されました。KDDIブースに展示されたVRコンテンツ「Remote travel experience by 5G」の映像を、アマナのドローン空撮チームairvisionが手がけました。
鮮やかな空撮映像で、国内名所のバーチャル旅行体験を
KDDIブースに設置されたのは、WONDER VISION TECHNO LABORATORYが開発した球体スクリーン型VRシステム「WV Sphere5.2」。幅 5.2m、高さ 3.4m、奥行き 2.6m の半球状スクリーンに映すことによって、人間の空間認知のメカニズムと極めて近い視覚体験をもたらします。アマナも部分的に開発に携わったこのVRシステムに、日本を代表する美しい名所の空撮映像を投影し、来日した各国首脳にバーチャル旅行を体験していただこうという展示企画です。
複雑さを極めるドローン空撮の許可取得も含めて対応
映像監督は、「WV Sphere5.2」の開発者でもある、アートディレクターの田村吾郎氏(RamAir.LLC)。撮影場所は、河口湖、姫路城、富士スピードウェイ、山中湖、和歌山城。いずれも通常は空撮許可を得ることが困難とされる、多くの人が訪れる場所です。航空法順守はもちろんのこと、安全面でも高いレベルのケアが必要でした。特に、富士スピードウェイの撮影にあたっては、サーキットエリア全体の空撮許可を取得することができないため、映像監督とともにドローンの動きを事前に細かくシミュレーションし、撮影カットごとに細かくエリアを区分けして許可を申請。数々の空撮案件を手がけてきたairvisionチームの知識と経験を活かしながら、限られた時間の中で安全かつスピーディに空撮映像を撮りきる工夫をしました。
球体スクリーンの特長が活きる構図
「WV Sphere5.2」は、その半球体の形状から、画面中央手前に映し出されるものほど立体感が増して見えるという特長があります。富士山をバックに、湖上にスワンを浮かべたり、姫路城の敷地内を流れる川面に船を流したりと、このVRシステムの良さがより活きる撮り方を提案しました。
「Remote travel experience by 5G」は、来日した各国首脳をはじめ、来場者にご好評をいただき、改めて日本企業の技術力と映像の力を印象づける機会となりました。それを支えたのは、アマナのairvisionチームの卓越した撮影技術と安全管理のノウハウです。
- スポンサー : KDDI株式会社
- クライアント : WONDER VISION TECHNO LABORATORY
- プロデューサー : 冨士原 美千代
- 撮影 : 小林 宗 / 古賀 心太郎
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