「未病」啓発シネアド制作
CGムービー制作
予防医学への関心が高まる中で、神奈川県が啓発を進める「未病(みびょう)」。病気ではないが健康でもない状態を指します。若年層に未病改善への意識を高めてもらうべく、神奈川県ではシネアド※をつくることに。医療・科学分野に特化したアマナのハイドロイドチームがその制作を手がけました。
※映画館で本編上映前に放映する広告
若年層への訴求を意識した、シネアドならではの演出
啓発ムービーはどうしても説明的になりがちですが、未病改善を理解してもらうための説明に終始していては、なかなか注目してもらえません。そこで、映画館で上映されるというシチュエーションを活かし、本編上映前に鑑賞気分を高めてくれる映画の予告編のような演出に。日常生活にひそむ未病の悪化をわかりやすく伝える内容を検討しました。
目に見えない「未病」をCGで可視化
未病を表現するにあたり、肺や心臓、肝臓など生活習慣病になりやすい臓器を想定しながら、実写にCGの臓器を合成するかたちで描き方を検討。撮影の際に出演者の体にトラッカーをつけ、体の向きや動きにあわせてCGの臓器が正確に連動するように合成しています。撮影は、神奈川県内の施設をロケ地として使用させていただき、県職員の方々にもご出演いただいています。ワンストップで対応することで、コストやスケジュールをコンパクトにまとめつつも“伝わる”クリエイティブを目指しました。空撮はアマナのドローン空撮チームairvisionが手がけています。
シネアドは、2019年12月27日(金)から2020年1月23日(木)にかけて、神奈川県内の5つの映画館で上映。
ムービーの原案づくりおよび監修には、現代医療の課題をクリエイティブ手法で解決する活動を進める、横浜市立大学 コミュニケーション・デザイン・センターにご協力いただいています。医療・科学分野のビジュアル制作を得意とするハイドロイドチームの知見を活かし、専門機関や自治体と課題を共有しながら、ともに制作に取り組んだ事例といえます。
「ライフスタイル・パンデミック ー未病を叫ぶ男ー」ウェブサイトはこちら
- クライアント : 神奈川県
- プロデューサー : 谷合 孝志 / 呉 敬仁
- サイエンスディレクター : 玉井 潤
- CGディレクター : 永田 雅己
- CGクリエイター : ハダード・ロマン / 二コラ・レオン・フロレス
- エディター&コンポジッター : 藤本 真一郎
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