©︎Michael Mann/fStop/amanaimages
登壇者:荏開津 広( DJ/東京藝術大学非常勤講師)×snipe1(グラフィティライター)×松下 徹(アーティスト/SIDE COREディレクター)
なぜ無名のストリート・アートは落書きと呼ばれるのか。なぜ世界的に有名なストリート・アーティスト、バンクシーは“作品”と呼ばれ、億超えの値段がつくのか。今回2回目となる、荏開津広さんによるシリーズ【世界を“ハック”するストリート・カルチャーのいま】では、日本人の知らない“ストリート・アート”のカラクリを暴いていきます。
2019年1月17日、小池百合子都知事が都内の防潮扉に残されたバンクシーらしき“作品”の前でポーズをしたツイートから騒ぎは始まりました。そこからすぐに各界で影響力をもった人たちがバンクシーをモチーフにしたツイートを投稿し、さらに話題は加速。ネットのみならず、数多くのテレビや全国紙がこのトピックについて報じています。
ここまで騒がれる理由のひとつは、手の込んだバンクシーの作品の“値段”にあります。昨年の10月、オークションハウス最大手のひとつ「サザビーズ」に出品のバンクシーの《少女と風船》が104万2000ポンド(約1億5000万円)という金額で落札。しかし、その直後に仕込まれていたシュレッダーが作動し、作品が切り刻まれるという事件が世界中で注目を集めました。こうしたことから、各メディアは冒頭の作品を “お宝”と形容しています。
一方、バンクシーの作品はオンラインで入手可能なステンシル(型紙)を使えば誰でもどこでも簡単に再現できるという指摘も。同時にバンクシー風のステンシルを使ったものや政治的な風刺を意図したストリート・アートが各地で見つかっていますが、そのいくつかに対し自治体はすでに撤去の決定を下しています。
誰がグラフィティを“落書き”と決め、誰がグラフィティを“アート”と決めるのでしょう?
その線引きはどこなのでしょうか。
今回、ストリート・カルチャーの専門家であり、都に提出した「バンクシー作と思われる『作品』の取扱いに関する要望書」の識者のひとりである荏開津広さんと、村上隆氏の「カイカイキキギャラリー」に属し世界中で展示をするグラフィティライターのsnipe1さん、現代美術とストリート・アートの領域で幅広く活動するSIDE COREの松下徹さんをお招きし、バンクシーを生んだストリート・アートの歴史とカラクリのすべてを語っていただきます。
〔イベント概要〕
「ストリート・アートのカラクリを暴くなぜバンクシーの“作品”は億超えするのか?」
日 時 2019年3月22日(金)18:00~20:00
会 場 amana square
料 金 2500円
定 員 72名(先着順)
申込締切 2019年3月22日(金)12:00
※当日は17:30より開場致します
※トークイベントの録音はご遠慮願います
※定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます
※キャンセル待ちは空きがでましたら、随時Peatixで募集いたします
当日は、終了後にアフターパーティも予定しています。
イベント詳細および申し込みはこちらから
ヒト・コト・ミライが交差するリアルプレイス「H(エイチ)」
ビジュアルコミュニケーションで社会に貢献する株式会社アマナが発行・制作する、4つのこだわりメディア『IMA』『MilK』『料理通信』『Nature & Science』。それぞれに、独自の切り口で洗練されたコンテンツをお届けしてきたこれらのメディアが集まり、ウェブとリアルが連動する新しいメディア「H(エイチ)」が誕生しました。
「H」では、4つのメディアと深いかかわりを持つ方々をお招きしたトークイベントやワークショップなどのイベントを開催し、ビジネスシーンにおける課題解決のヒントや、アイデアの種を探る場として、さまざまなコンテンツを発信していきます。