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お知らせ

2026.04.15

『コマーシャル・フォト』2026年5月号にフォトグラファーAKANEが掲載──独自の視点で魅せる、新感覚の静物写真

株式会社アマナ所属フォトグラファー AKANE が、玄光社『コマーシャル・フォト』2026年5月号の特集『ブツ撮影の設計術』に参加しました。

誌面では、グラスをテーマに撮りおろした作品とともに、着想からライティング設計、レタッチに至るまでの制作プロセス、さらに自身の作品制作に通底する発想や表現が紹介されています。今回AKANEが向き合ったのは、物撮りにおいて身近でありながら、難しい題材でもある「グラス」です。既視感のある被写体に対し、「モノの記号を剥がし、新しいモノに生まれ変わらせたい」という自身の制作視点を軸に、誰も見たことのない像へと変換する試みに挑みました。

「撮り尽くされた被写体」に、新しい視点を持ち込む

誌面でAKANEは、グラスという定番モチーフに対して10案以上のアイデアを検討。その中から、ポップでかわいらしい「グラスで作ったチューリップの花畑」のような世界観を選び、撮影に落とし込みました。
チューリップのようにも、キャンディのようにも見える形の曖昧さを生かし、グラスという既成の認識をずらしていく発想は、AKANEの作品に通底する大きな特徴です。単に器として美しく見せるのではなく、見る人の解釈がひろがる“境界の揺らぎ”を画面の中に立ち上げています。
 

 

色、光、配置を精緻に設計し、静物に生命感を与える

今回誌面では、メインとなるチューリップ型のグラスを起点に、スタジオにある複数のグラスを組み合わせながら構成を組み立てた過程も紹介されています。脚部を「茎」に見立てる工夫や、オレンジジュース、トマトジュース、グレープフルーツジュース、牛乳などを希釈しながら理想の色味へと調整したプロセスからは、偶然性を受け入れつつも、画面を高い精度で設計する姿勢がうかがえます。
単体カットでは、満たした液体にブロワーで空気を送り、花びらが揺れるような動きを加えるなど、静物でありながら生命を感じさせる表現にも挑戦。誌面は、完成ビジュアルだけでなく、その裏側にある試行錯誤まで含めて、AKANEの表現を立体的に伝える内容となっています。


 

作家性と広告表現を往復しながら、独自のビジュアルを磨く

誌面後半では、「カンパー乳」「ring forest」「jello tower」「fake fruits」といったPersonal Workや、広告・ビジュアル制作の実例も紹介されています。異なるモノ同士を接続し、違和感を新しいイメージへと転換する手法は、作家活動と広告表現の双方で一貫しており、AKANEが自由な発想と撮影技術の両輪で独自のビジュアルを築いてきたことが伝わります。

身近なモノを観察し、その記号性をいったん解体したうえで、別の意味を与えて再構築する。今回のグラス作品は、そうしたAKANEの制作姿勢が凝縮された一作であり、物撮り表現の可能性を改めて提示する内容になりました。


フォトグラファー プロフィール

AKANE
長野県生まれ、転勤族育ち。小学校から高校までの間、香港と中国・深センで過ごす。大学入学を機に渡米し、Columbus College of Art & Design を卒業後、アマナに入社。サードカルチャーキッドとしての経験を生かし、文化と歴史、ありとあらゆる物をミックスしたエキセントリックで夢心地な世界を得意とする。常識にとらわれない、ワクワクの詰まったPOPなビジュアルを強みとし、広告と作家活動の両面から独自の表現を追求している。

作品ページ:https://www.amana-visual.jp/photographers/akane
 Instagram:@iizukane

書籍情報
媒体名:コマーシャル・フォト 2026年5月号
発売日:2026年4月15日
発行元:株式会社玄光社

関連リンク:
Photographerポートフォリオ https://www.amana-visual.jp

 
 

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