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プレスリリース

2019.05.29

アマナの写真雑誌『IMA』リニューアル記念!
スティーブン・ギル展「Three Nature Studies」のご案内

 さまざまなビジュアルコミュニケーション事業を展開する株式会社アマナ(本社:東京都品川区、代表取締役社長 進藤博信、以下「アマナ」)のアートフォト専門ギャラリーIMA galleryでは、2019年5月29日(水)から6月29日(土)まで、英国人写真家・スティーブン・ギル (Stephen Gill)の個展「Three Nature Studies (スリー・ネイチャー・スタディーズ )」を開催します。


『The Pillar』 (2018)
©Stephen Gill

▼展覧会概要

スティーブン・ギル展
Three Nature Studies (スリー・ネイチャー・スタディーズ)

会 期 : 2019年5月29日(水) ~ 6月29日(土)
時 間 : 11:00~19:00 (日曜・祝日休)
会 場 : IMA gallery(住所:〒140-0002 品川区東品川2-2-43 T33ビル1F)
入場料 : 無料
問合せ : TEL/ 03-3740-0303、E-Mail/ imagallery@imaconceptstore.jp
協 力 : 株式会社便利堂

 

▼スティーブン・ギル (Stephen Gill)略歴

 

英国ブリストル出身のフォトグラファー(1971年生まれ)。ロンドン東部に位置するハックニーを拠点とし、『A Series of Disappointments』『Hackney Flowers』『HAKCNEY KISSES』など、そのエリアを舞台とした代表作も多い。出版レーベル・Nobodyを運営し、自身の作品集を多数発表。誰も見たことのないイメージを追い求める飽くなき探求心から生まれる実験的なアイディアだけでなく、それらを美しいイメージへと昇華する徹底した姿勢を持ち合わせる写真家として高い評価を得ている。現在は、スウェーデンを拠点に活動している。
>>スティーブン・ギル (Stephen Gill)

 本展では、ギルが幼少時から執着してきた自然を対象に、独特の視点で捉えた3つのシリーズ『The Pillar (2015-2019)』、『Night Procession (2014-2017)』、『Talking to Ants (2009-2013)』の他、ギル自身が運営する出版社Nobodyが刊行するフォトブックを展示します。
 
 展覧会のステートメントの冒頭で、ギルは「ブリストルという町に住んでいた幼少の頃、自然に魅せられたことがきっかけで写真に興味を持った」と語っています。父親の影響で昆虫に夢中になったギル。「自然への興味から写真に魅せられるまでのプロセスは、自分にとってはむしろ必然の流れだった。青年期を迎えて音楽を愛するようになるにつれ、自然と写真との関係は一気に密接になった」。ギルにとって自然は常に彼の心を捉える存在で、大人になってからはその存在は一層強く大きいものとなり、絶えず写真の被写体であり続けています。

 ここ数年は、カメラの中に自然を取り込んだり、カメラにつけたセンサーで被写体を切り取ったりと新たな試みで作品を創出しています。彼にとって自然とのコラボレーションは、単に被写体とするだけでなく、撮影行為の一部を自然に委ねることでもあるのです。本展では、独自のアプローチで自然と向き合う写真家ギルの創作活動の軌跡を辿りながら、常に変化していくそのユニークな撮影手法と、新しくも美しい表現に迫ります。
 
 ロンドンで拾った虫やオブジェをカメラの中に入れて撮影したギルの代表作『Talking to Ants』は、2009年から2013年にかけてイースト・ロンドンで撮影したシリーズです。さまざまな物がレンズの前後に同時に存在する状態を作ることで、それらがまるで写真に埋め込まれてしまったかのように表れます。ギルは、この手法で「撮影したエリアの気分を喚起したかった」と語ります。カメラの中で物が衝突したり、調和したりしながらランダムに撮影される写真は、カメラの中で形成されるフォトグラム(※1)です。独特の技法で撮影したこれらの写真を通して、都市生活が内包する世界と、都市でありながらもその痕跡として存在する自然とを融合させた独特な世界観を表現しています。

 『Night Procession』では、狐、野うさぎ、鹿やネズミや猛禽類、ひな鳥、フクロウといった森の小動物や鳥たちの「儀式的」で固有の性質をセンサーカメラで捉え、そのイメージを森で採取した樹液を使ってプリントしています。人間社会とは一線を画す夜行動物たちの視点とリアルな姿を捉えた写真は、まるで「秘密の世界」を覗くかのよう。今回は、マスタープリントをコロタイプ(※2)でプリントした作品が展示されます。
 
 最新作『The Pillar』では、直径6cmの木の杭を1.5mの高さに2本立てて、1本に設置したモーションセンサーカメラが片方に飛来する鳥の姿を自動で捉えた作品群です。この木の杭が、ある時は鳥の休息所に、ある時は食事の場所に、またある時は鳥が次の行動に向けて辺りを見渡す場所となって、彼らの日常や習性を描く「舞台」となっています。普段、空を優雅に飛ぶ鳥たちがこの「舞台」に降り立って見せる姿を通して、私たちは、自然を憧憬するギルの写真家としての新たな視点に出会えます。


1)フォトグラム(photogram):
カメラを用いずに、印画紙の上に直接物を置いて感光させるなどの方法により制作された写真作品。
 
2)コロタイプ (collotype)
平版印刷の一種。1865年、ドイツのJ. アルバートが発明。ガラス板にゼラチンの被膜をつくり、ネガを焼き付けて製版する。脂肪性のインキを用いて、これを紙に印刷すると、きめの細かいぼかしのある、写真印画と同様の効果が得られる。一版から数百枚しか刷れないので部数の少ない高級美術印刷などに用いられる。アートタイプ。玻璃版(はりばん)。 <出展: 『日本国語大辞典精選版』>

 

▼関連イベント

《スティーブン・ギル来日!オープニングレセプション》
65日(水)19:00~21:00 @IMA gallery
スティーブ・ギル氏を迎えて、オープニング記念レセプションを行います。
出席をご希望の方は、「お名前(ふりがな)」「ご連絡先」を下記までご連絡下さい。
E-Mail/ imagallery@imaconceptstore.jp

《スティーブン・ギル オリジナルプリントスペシャルボックス(100部限定)発売》
『IMA』のスティーブン・ギル特集を記念して、新作『The Pillar』からギル自身が厳選したオリジナルプリントを制作しました。(サイズ:225 X 297mm、プリント:インクジェット、価格:36,000円(税込)、サイン入り、『IMA』28号1冊、ボックス付)お申込みは下記よりお願いします。
E-Mail/ sales@imamagazine.jp
>>IMA ONLINE STORE 

 尚、IMAプロジェクトが刊行する写真雑誌『IMA』は、5月29日発売のVol. 28より、版型並びに価格(一部2,500円、年間定期購読:7,000円<税別>)を変更します。同リニューアルに伴い、今年は一つのテーマを設けた特集から一人の写真家に焦点を充てた特集でお届けします。リニューアル第一号となるVol. 28は、スティーブン・ギル特集です。彼の展覧会を始め、スペシャルボックス限定販売を通して、ギルの魅力をご堪能下さい。

 

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