経営レポート
アマナは今年の1月に経営体制を刷新しました。そこから8ヶ月での変化や成果、今後の展望についてご報告いたします。
経営状況について
今年1月に経営体制が変わり、組織を大きく見直し、財務体質の健全化に向けた改革を推進しました。その結果、4カ月で昨年と比較して通年24億円の固定費削減の見込みです。
営業利益も昨年の赤字から一転し、2024年上半期は、直近5年で最高益を達成いたしました。特に第1四半期の営業利益は前年同期比で688%という驚異的な成長を遂げました。
アマナの最大の強みは、企業理念にも掲げる「人が中心」という点です。社員同士も顧客とも人として強くつながっていて、日々の業務でクリエイティブに真摯に向き合い、耐えてきた力がこの成果をもたらしたのだと思っています。
経営方針について
新体制にはなりましたが、アマナの経営理念の”世界にノイズと美意識を”という言葉は変わりません。
“人の創造力という可能性を拡張し、社会の感性を豊かにすること。
そのためには人それぞれが持つ「ノイズ」と「美意識」が重要だとアマナは信じています。”
ノイズというのは世界が抱える問題意識であり、美意識というのはアマナが持っている大事なソリューションであり強みです。
組織について
この半年、販売管理費の削減、経営状況の可視化、人員調整、組織改革などを行いました。
組織改革については、顧客ありきのビジネスなので、それを営業チームを中心に商流に合わせた顧客起点組織に変えました。営業だけで組まれたチーム体制ではなく、それまでプランニング組織にいたコミュニケーションのプランナーのメンバーを営業と同じチームとしてまとめました。クリエイティブな視点と営業の視点が融合することによって、提案の質が向上し、顧客に対する提案内容もより戦略的になり、顧客のニーズにより迅速かつ的確に応えることができるように進めています。
さらに、会社のオープン化・透明性で変化をもたらそうと考えています。会社の経営状態をオープンにし、経営メンバーが考えている事も可能な限りタイムリーに開示していく。社内だけでなく、社外にもアマナの取組みをもっとオープンにしていこうと考えています。
新たな取り組み
アマナの強みであるクリエイティブにおける表現力を強めてくれる生成AIに注力しています。
特に画像生成AIについては組織的にも強化するために、生成AIを安全に活用するためのリテラシーを有する企業・人材の可視化を推進することができる資格の”生成AIパスポート”の受験を推奨し、8月に86名が合格者がしました。
実際に企業とコラボした新たなAIプロジェクトも生まれているので、今後事例紹介として出してまいります。
事例ページURL:https://amana.jp/news/detail_769.html
また、GreatRIVERというクリエイティブのプロフェッショナル人材を企業に提案していく創造性人材伴走サービスを始めました。アマナとしては初めての人材派遣の領域の事業です。
GreatRIVER URL:https://greatriver.amana.jp
このサービスでは実際にアマナの社員を企業に派遣することもありますし、アマナと仕事をしてくださっているつながりのあるクリエイターを派遣することもあります。これは企業のあらゆる部門や組織でのリソース不足解消や課題解決のスピードアップをサポートするものです。
新たな事業展開により、アマナはさらなる成長と進化を遂げています。
アマナが今後目指すもの
広告産業で社会に貢献できる企業としての価値とは何かを考えると、それは「アマナが期待できる企業」「ワクワクする企業」「カッコいい企業」として認識されることだと思います。そのために、常に魅力的で革新的なものを生み出し続ける力が重要です。
今後も「世界にノイズと美意識を」という理念のもと、クリエイティブの力を最大限に発揮し、顧客や社会に貢献できる企業として邁進してまいります。
どうぞご期待ください。
代表金子の就任からこれまでのインタビュー記事も合わせてお読みください
https://note.com/amana_note/n/ndf67b82b48fa