アーティゾン美術館
プロモーション映像制作、コンテンツ制作
2020年1月に新しく誕生したアーティゾン美術館。アマナは同館の前身であるブリヂストン美術館が休館した2015年5月以降、5年間にわたって同館と並走しながら、新美術館のコンセプト「創造の体感」を実現するため、さまざまな提案を行なってきました。
アマナが提供できる数々のクリエイティブソリューションやサービスを提案しながら、アーティゾン美術館が目指す”時代を切り拓くアートの地平”をともに描き、館内の様々な場面で、同美術館を訪れるお客様が体感できるよう工夫しました。
開館記念展でのプロモーション映像上映
最大の目的は新しくなった美術館を体感してもらうこと
アマナが手がけたのは、アーティゾン美術館竣工後の内外観の撮影、タッチパネルによる館内案内のデザインおよび制作、来場者向けプロモーション映像制作、またパンフレット等のデザインおよび制作など、様々です。中でも、開館記念展の展示室で上映したプロモーション映像は、来館者が作品鑑賞の前にこの美術館の進化を知ることができるよう、同館の歴史に始まり、都市型美術館や建築、収蔵作品、また美術館が行なっているさまざまな活動について紹介する内容になっています。
アーティゾン美術館で、来館者は、その多彩な収蔵作品に5年ぶりに触れると同時に、新たなコレクションに出会えます。展示室の入口は、建物から収蔵作品へと意識を切り替えるゲートウェイとしての役割を担います。「観るだけでなく体感していただきたい」という美術館の想いを実現するために、アマナのドローン技術やCGエフェクトを駆使し、エンターテインメント性を盛り込みました。
プロモーション映像一部抜粋
来館者にとっての使いやすさと美しいデザイン
1Fに設置されているタッチパネル方式のサイネージの「館内案内（フロアマップ）」のUIデザインもアマナが提案しました。待機時はスクリーンセーバーのように動画が流れ、画面にタッチをするとメニューに遷移。フロア案内のほか、詳細ページにて展覧会、ショップ、カフェの情報などを見ることができます。
そのテーマは、インテリジェンス。長く使用するシステムだからこそ、時を経ても古くならないようシンプルなデザインにこだわりました。また、多国籍かつ幅広い年齢のユーザーが使うことを想定し、多言語（日本語、英語、韓国語、中国語の4カ国語）対応のほか、言語説明がなくとも直感的にわかるデザインに仕上げました。
Co-Creation Partnerとしてのアマナ
アーティゾン美術館開館まで準備期間の5年間、美術館の皆さんとは、何かが問題として顕在化する前から相談して頂き、その都度、ともに考え、アマナの持つ多様なソリューションを駆使して最適な方法を提案することで課題を解決してきました。休館中には、美術作品の調査研究、保存、修復、資料保管のための「石橋財団アートリサーチセンター」のサイネージムービーを制作。2015年には前身のブリヂストン美術館の収蔵作品データを使って、スチルモーションも制作しました。
撮影からCGまでの動画制作、パンフレットなどの印刷物のデザインから印刷、美術館建築やカフェメニューの撮影、館内サイネージのデザインなど、アマナの持つソリューションをアーティゾン美術館のニーズに即して組み合わせ、一気通貫で開館をサポート。「美術の多彩な楽しみ方を提供する」アーティゾン美術館が、その新しい歴史を紡ぐ大事なスタートに、総合的なクリエイティブカンパニー（Co-Creation Partner）として進化するアマナが、寄り添えた好例です。
- クライアント : 公益財団法人石橋財団 アーティゾン美術館
- プロデューサー : 大迫 尚斗 河野 裕明
- プランニング : 渡邊 慶将（ムービーコンテンツ）
- ビジュアルディレクション：堀口 高士（ムービーコンテンツ）
- ムービーディレクター：松尾 芳史（ムービーコンテンツ）
- CGディレクション：前田 昴（ムービーコンテンツ）
- アートディレクター : 長澤 豪（デジタルコンテンツ）
- テクニカルディレクター : 新村 卓宏（デジタルコンテンツ）
- デザイナー : 山本 裕也（デジタルコンテンツ） 中村 憲幸（販促物）
- アドバイザリー：太田 睦子（IMA編集長）
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