

オーディオテクニカ40周年の歴史をテーマに、制作されたムービーの3DCGを担当。
実写クオリティに近づけた商品制作や、
撮影できない表現の可視化にこだわり、実現させた作品。
これまでもフルCGでのムービー制作も多く手掛け、
時には企画から携わり、提案やディレクションまで行う。

カットやパ―トごとフルCGで制作する
依頼が多いアマナデジタルイメージング。
そこの3DCGクリエイターである田中洋平さんに話を伺いました。
中途入社してアマナの内部を知った時、
写真に見せたいならフォトグラファーに聞けるし、
最終的な処理のことなら2D専門のCGクリエイターに聞ける。
自分次第でいかようにも成長できる会社だと思いました。
機材とスタジオが揃っているだけじゃなく、
やりたいって言うと損得なしに教えてくれる人達がいる。
僕はどうしてもライティングを身につけたくて、
大御所フォトグラファーに朝こっそり教えてもらっていました。
CG業界なので過酷な環境かと思うけど、そういう面ではすごく恵まれていますし、
それぞれが刺激し合って、良いものをつくる環境があると思います。
うちの会社はこれまで新卒採用をあまりしてこなかったので、
若い感性が混ざることを、すごく楽しみにしています。

これは2014年から担当させてもらっている
オーディオテクニカさんの事例です。
監督からCGと実写を同等に並べたいと話をもらって、
快く引き受けさせてもらったのですが、撮影のクオリティが高くて、
この実写に挟まれるのは結構辛いなと思いましたね。
ライティングのテイストを実写と合わせるために、
撮影現場になるべく立ち会うのが僕のスタイルです。
商品を良くみせることに関して、
フォトグラファーの経験はとても参考になります。
現場に行くと、制作のテンションも感じることが出来ます。
フォトグラファーをはじめ、監督やプロデューサー、関わる全ての人と
コラボレーションしていく、そんな姿勢でいつも取り組んでいます。

CGは、撮影では実現できないものを
可視化するための表現が求められることもあります。
例えば、商品に空気の流れを加えたいと言われたら、
僕は必ずカメラの軌道やエフェクトのイメージを、
いくつか提案した上で、訴求ポイントを確認していきます。
思っていたのと違うからやり直しと後になって言われたら、
1分間のフルCGだと大変な時間のロスになります。
きちんとイメージを共有して表現を提案することで、
初めに思っていたのとは違うけど、その表現の方が面白いね!
と言ってもらえることもあります。
指示されたことをハイクオリティにするのは当たり前のことで、
自分のクリエイティブをきちんと伝えられる人が、
これからのアマナに求められていると思います。

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みんなに喜ばれる作品になるなら、
CGを絶対に使って欲しいというこだわりはなくて、
このカットは撮影にしたほうが良くなると思えば、意見することもあります。
それぞれが力を入れる部分をコントロールして、
ゴールに向かって一緒に進んでいけたらいいなと思います。
僕自身、CG担当というより、みんなの想いに、ちゃんと応えて、アウトプットとして戻していける、
素敵なコミュニケータ―みたいな存在になりたいですね。